ベルルスコーニ氏、ミランの株式過半数保持で会長続投か

 

ベルルスコーニ会長「私は51パーセントの株式を保有する可能性がある」

 

 ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長がクラブの株式の過半数を保持し、今後も会長の座に留まる可能性が浮上している。ミラン専門のニュースサイト「Milannews.it」が報じている。

 元イタリア首相の名物オーナーはタイの実業家ビー・テチャウボン氏とクラブの株式の売却交渉を進めてきた。テチャウポン氏は過半数の保有を求めていたが、ベルルスコーニ会長は直接会談後、「私は51パーセントの株式を保有する可能性がある」と語ったという。

 同会長はミランを欧州屈指の強豪に導いた功労者だが、トップ下を配置するサッカーを愛するなど選手の人選やシステムなどについて現場介入することでも有名だった。

 近年はクラブの赤字経営が影響し、FWズラタン・イブラヒモビッチやDFチアゴ・シルバらワールドクラスのビッグネームを売却。移籍金のかからない選手の補強を続けるなど強化費の削減によって低迷し、今季は2年連続で欧州のカップ戦出場権を逃すことが濃厚となっている。

 サポーターからは退陣を求めるボイコットが起きるほど大きな批判を浴びていた名物オーナーは、来季もミランに君臨する可能性が高まってきた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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