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モウリーニョ監督がPFA年間ベストイレブンに不満爆発
バランスを重んじないメンバー選考に「全員チェルシーにすべき」
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が、イングランドサッカー選手協会(PFA)の発表した年間ベストイレブンに対し不満を示している。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
PFAは26日、今季の年間ベストイレブンと年間最優秀選手を発表。チェルシーからは年間ベストイレブンにDFジョン・テリー、DFギャリー・ケイヒル、DFブラニスラブ・イバノビッチ、MFエディン・アザール、FWジエゴ・コスタが選出され、年間最優秀選手にはアザールが選ばれた。
チェルシーは6名のプレイヤーを輩出する快挙を成し遂げたが、モウリーニョ監督はその選考に納得がいかないようだ。
「私は、年間ベストイレブンを全員チェルシーの選手にするべきだと考えている。だが、あくまでチェルシーの監督だからこのように言っているだけで、すべての選手に敬意は持っている。ただ、例えばセスク・ファブレガスを挙げるならば、彼は数多くのアシストと質の高いプレーを披露していた。彼がなぜ選ばれていないのか不思議でならないんだ」
モウリーニョ監督は今季公式戦で5ゴール19アシストを記録しているセスクの落選に納得いかない様子。さらに指揮官は記事の中で、メンバー選考はバランスも考慮すべきとの見解を示している。
「PFAの選んだメンバーでは、タイトルをとることはできないだろう。あのメンバーは、4人のDF、中盤のマッティッチ、そして5人のアタッカーで構成されている。それではバランスがとれているとは言えない。中盤にセスクがいなければ機能しないね」
他チームより1試合多い5試合を残しながらも、2位と勝ち点10差をつけているチェルシー。チャンピオンロードを独走する「スペシャル・ワン」にとって、組織面を重んじないメンバー選考は受け入れ難いのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images