クロップに最高のはなむけを ドルトムントが宿敵を破ってDFBポカール決勝進出

PK戦制し3年ぶりの優勝へ

 ドルトムントのユルゲン・クロップ監督が、DFBポカール準決勝のバイエルンを制し、喜びのコメントを残した。ブンデスリーガ公式サイトが伝えている。
 ドルトムントは28日、DFBポカール準決勝でバイエルンと対戦し、1-1で迎えたPK戦を制して勝利を収めた。
 試合は、前半30分に相手FWロベルト・レバンドフスキに先制点を許すも、後半30分にFWピエール=エメリク・オーバメヤンが同点弾を決めて延長戦へと突入した。そこでも勝負は決まらず、迎えたPK戦でバイエルンが4人連続の失敗。ドルトムントは2人が決め切り、決勝進出を決めた。
 試合後、 クロップ監督は、決勝進出を決めた喜びを爆発させつつ、厳しい試合であったことを口にした。
「過酷な試合だったね。両チームともできる限りのことをし、すべてを出し切った。ラッキーだったよ。延長のことも考慮していたので、交代は難しかった。香川は失点後もバイエルンの守備陣のスペースの間でクリエーティブにプレーをしてくれていた。ムヒタリアンも途中からうまく流れを変えてくれた。本当にハッピーだ」
 クロップは今季での退団が決定している。ドルトムントは7年間チームを率いた名将にとっての最高のはなむけを用意するため、DFBポカール3年ぶりの優勝を目指す。
【了】
サッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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