ファルカオ去就はチチャリート次第? ファン・ハール監督が示唆

チチャリートがマンU復帰決裂の際はファルカオ完全獲得へ

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、FWラダメル・ファルカオ去就の鍵はレアル・マドリードのFWハビエル・エルナンデスが握っていることを示唆した。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
 ファルカオは今季よりASモナコから1年間の期限付き移籍でマンUに加入した。週給26万5000ポンド、年俸にして約25億円という破格の待遇でマンチェスターへとやってきた。
 しかし、リーグ戦22試合4ゴールと、期待に沿う活躍はできておらず、先月は2軍でのプレーを強いられるなど、不遇の時期が過ごし てきた。これにより、ローン契約時に盛り込まれていた買い取りオプションは行使しないという見解が強まっていた。
 だが、ファン・ハール監督はインタビューでファルカオの去就について尋ねられた際、チチャリート(エルナンデスの愛称)の去就によって状況が変わることを示唆した。
「私は彼が好きだよ。特に、先週のチェルシー戦で見せたプレーはね。人間的にも好印象だ。それはダニー・ウェルベックとチチャリートにも言えることだがね。ただ、ウェルベックはこのクラブを去った。チチャリートとも白黒つけねばならないだろう。ファルカオとは、その後じっくり話し合うつもりだ」
 オランダ人指揮官は、今季レアル・マドリードに1年間の期限付き移籍をしているチチャリートの マンU復帰が成立しなかった際は、ファルカオの完全獲得を考慮に入れている姿勢を示した。買い取り金額は4350万ポンド(約78億円)と言われているが、大型補強方針に切り替えたレッド・デビルズにとっては、取るに足らない金額なのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング