セスクが古巣アーセナルに感銘 「温かい愛情を感じた」

セスクの途中交代の際に拍手を送ったグーナー

 グーナー(アーセナルサポーターの愛称)はライバルチームへの移籍に怒りをあらわにし、エミレーツ・スタジアム周辺にあるアーセナルのユニフォームを着たセスクの大型フラッグを外すよう要求。今回の古巣対決では大ブーイングで迎えられることも予想されたが、試合開始時は野次が目立ったものの、後半45分に途中交代する際はグーナーから拍手が沸き起こっていた。

 記事では、試合後、セスクが懐かしきエミレーツ・スタジアムでのプレーに感銘を受け、グーナーに対して感謝の意を示した様子を伝えている。

「特別な日となったことには間違いない。昨夜、僕は様々なことを思い返し、物思いに耽っていた。ただ、今日途中交代する時に、グーナーから温かい愛情を感じることができた。もう、それだけで充分だった。彼らは、僕の人生にとってかけがえのない存在だからね」

 セスクはそう語っている。

 チェルシーはアーセナルと引き分けたことで2位と勝ち点10差をキープ。リーグ戦は残り5試合となっており、プレミア制覇は間近に迫っている。悲願の達成を成し遂げた場合、セスクにとっては初の優勝となるが、アーセナルへの想いはいまだ色褪せることはないようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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