天王山はスコアレスドローで逆転優勝は絶望的

　アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、チェルシーのリーグ優勝が決まったと確信しているようだ。英メディア「スカイ・スポーツ」が報じている。

　アーセナルは26日、プレミアリーグ第34節でチェルシーと対戦し、ホームで0-0と引き分けた。首位チェルシーを勝ち点差10で追う2位アーセナルだったが、勝ち点を縮めるに至らなかった。

　ベンゲル監督は試合後、今節の勝利は至上命題だったとし、逆転優勝の可能性が途絶えたことを認めたという。

「今日は絶対に勝たなければならない試合だった。チェルシーがここから失速することはまずありえない。つまり、我々はもうチェルシーが優勝するとわかっているということだ」

　また、組織的な守備を一貫した敵陣に称賛の言葉を贈っている。

「チェルシーはとても質の高い守備をしていた。彼らは良いチームだよ。ここ最近は低調さが垣間見えていたが、今日は素晴らしかった」

　アーセナルは今季の優勝を逃すと11年間リーグ制覇から遠ざかることとなる。しかしベンゲル監督は「シーズンの序盤に比べて大きく成長した」とクラブの進歩に満足感を示し、近い将来のプレミア王者奪還を見据えていた。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images