ファン・ハール監督、悪い予感が的中 大敗に「2度と起きないことを祈る」

 

連敗で4位転落、「私には予感があった」

 

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は26日の敵地エバートン戦で0-3と大敗後、試合前から敗北を予期していたことを明らかにした。英「BBC」が報じている。

 終盤戦に怒涛のリーグ6連勝で首位チェルシーを追走したユナイテッドだが、前節のチェルシーに0-1で敗れ、エバートン相手にも大敗。2試合連続で自陣で守備ブロックを固める相手を攻略し切れずに、カウンター攻撃で失点を許すパターンの繰り返しだった。

 試合後の記者会見で指揮官は「私には予感があった。ウォームアップが良くなかった。試合開始直前までリカバーして、選手を刺激できるかと思ったが、遅すぎた。試合の2、3日前から準備をしなければいけないが、エバートンはそれを成し遂げた。だからこそ、勝てた」と分析した。

 チェルシーとの大一番で敗れたショックが大きかったのだろうか。この悪い予感はアシスタントコーチのライアン・ギグス氏も共有していたようだが、最悪のシナリオは現実のものとなってしまった。

 ユナイテッドは痛い連敗で勝ち点65の4位に。マンチェスター・シティには勝ち点67で逆転され、ライバルは2位に再浮上した。3位は1試合消化が少ないアーセナルで勝ち点67。5位リバプールには勝ち点7差をつけているが、相手は1試合多く残しており、来季の欧州CL出場権を獲得できる4位争いは予断を許さない状況だ。

「これが我々よりも相手の方がファイティングスプリットを示した最初の試合となった。モチベーション、ひらめき、アグレッシブさ、いずれも相手の方が上だった。最初のゴールを見れば分かる。1対1の場面で3度連続で負けている。それがいい例だ。こんなことは2度と起きないことを祈る。また起こるかもしれないけどね」

 そう語っている指揮官。終盤戦でもう一度手綱を引き締めることになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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