ペップを切望するマンC 繋ぎ役にかつてのライバル指揮官を指名か

イングランドの指揮を望むベニテス監督と1年間契約へ

 ナポリのラファエル・ベニテス監督に今季終了後、1年限定でマンチェスター・シティに就任する可能性が浮上していることを英地元紙「デイリー・スター」が報じている。

 マンCは今年に入り大失速を喫し、中盤戦まで首位チェルシーとの一騎打ちを演じていたのが、いまや5位リバプールと欧州チャンピオンズリーグ出場圏を巡る、4位争いをする状況になっている。

 来季に向け監督人事に動くとされているマンCだが、本命のジョゼップ・グアルディオラ監督は先日、試合前の記者会見で来季のバイエルン・ミュンヘン残留を表明。2015-16年シーズンまでの契約を全うする姿勢を示した。

 グアルディオラ監督は21日に行われた欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦のポルト戦で6-1と圧勝。1-3で大敗した初戦の逆境をはねのけ、バイエルンをベスト4へと導いている。

 ペップ招聘にこだわるマンCは、バイエルンとの契約満了を待つ方針にあるという。それでも昨季リーグ優勝を果たしたマヌエル・ペジェグリーニ監督の続投は考えておらず、来季の軌道修正に向け、ベニテス監督との1年間契約を検討しているという。

 ベニテス監督は2004年にリバプールと契約。就任1年目にして欧州CL優勝を成し遂げ、2年目にFA杯制覇、3年目には優勝こそならなかったものの、再びチームを欧州CLのファイナルに導くなど、その手腕を世界に知らしめた。2012年にはシーズン途中でチェルシーに就任。シーズン終了までと短い契約期間だったものの、チームを向上させ、リーグ戦3位に留めさせた。

 ナポリで一定の成果をあげたベニテス監督は、再びイングランドでの指揮を熱望しているという。スペインの名将は、ペップの繋ぎ役としてでも1年限定のマンCの就任を承諾するのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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