レディングのクラーク監督がFA杯の日程に苦言 「一体何をすればいいんだ」

準決勝でアーセナルと激突、決勝進出の場合に4週間の“空白”が…

 4月18日にFAカップ準決勝でアーセナルと対戦するイングランド2部レディングのスティーブ・クラーク監督が日程問題に激怒している。英地元紙「ガーディアン」が報じている。

「我々がアーセナルを破った時には、リーグ戦最終節からカップ戦決勝まで4週間も待たなければいけない。これは正しいことではない」

 指揮官はこう憤慨している。レディングが属する2部相当のチャンピオンシップは5月2日の最終戦ダービー戦で今季の日程を終えるため、昨年のFA杯覇者で現在プレミアリーグで怒涛の8連勝で2位につけるアーセナル相手にジャイアントキリングに成功した場合、5月30日のFAカップ決勝戦(ウェンブリー・スタジアム、アストン・ビラ対リバプールの勝者)まで日程が空いてしまう。

「選手には2週間ほど休暇を与える。そこから再招集することになる。我々がファイナルに行けば、長いオフになる。5月2日から5月24日までの間に一体何をすればいいんだ。他のチームはリーグ戦を戦っているのに、我々には試合がない。大きなパズルを解かなければいけない」

 1927年シーズン以来となるFA杯準決勝で本気でジャイアントキリングを狙っているクラーク監督は日程的な不利をひたすら嘆いていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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