ベンゲル監督、クロップ監督退任会見を「サーカス」と批判

「ちょっと馬鹿げていると感じている」

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が、ドルトムントがシーズン終盤戦にも関わらずユルゲン・クロップ監督の辞任会見を開いたことに関して「サーカス」と批判している。クラブの公式サイトが報じている。

 今季欧州チャンピオンズリーグ1次リーグで同組だったドルトムントのクロップ監督はシーズン終盤戦で退任を発表。クラブ首脳とともに退任会見を開き、指揮官や選手の去就問題が大きくクローズアップされることとなった。

 ドイツ地元メディアは次期監督としてマインツのトーマス・トゥヘル監督の就任を伝えるなど、今季10位と不振の名門を取り巻く状況は慌ただしいものとなっている。この一連の状況を記者会見で質問されたベンゲル監督は「私は監督を配置する代理店ではないが、正直、あのサーカスはちょっと馬鹿げていると感じている」と厳しい見方を示している。

 クロップ監督はアーセナルの攻撃的なサッカーに対する愛情を公言し、同クラブの次期監督候補にも挙がっている。名将同士、仲は良好に見えたが、ベンゲル監督はシーズン最終盤での電撃退任会見に必然性を感じていない様子だった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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