クロップ監督の後任候補に岡崎の恩師トゥヘル監督が浮上

岡崎もドルトムントへ!?

 ドルトムントは、ユルゲン・クロップ監督の今季限りでの退任を受け、マインツのトーマス・トゥヘル監督を新監督として招聘(しょうへい)することが濃厚になった。ドイツ地元紙「ビルト」が報じている。
 今季10位と苦しいシーズンを送っているドルトムントは、クロップ監督とミヒャエル・ツォルク強化部長の関係が悪化。指揮官の退任を申し入れを受け、この日の記者会見に発展したという。
 昨年4月にもツォルク氏が接触していたトゥヘル監督に対し、ドルトムントは年俸500万ユーロ(6億5000万円)の4年契約を提示予定だという。
          
 2008年にド ルトムントの監督に就任したクロップ氏もマインツから引き抜かれた格好で、2代連続でマインツ出身指揮官となる可能性が高まっている。
 トゥヘル監督はマインツで日本代表FW岡崎慎司を溺愛してきた。岡崎には今季、プレミアリーグのレスター・シティーなどからオファーが届き、強化部もこれを容認した。だが、監督の強権でこの移籍をブロックした経緯があるほど、献身性、運動量に、決定力を兼ね備える岡崎を高く評価している。
 クロップ監督の後継者となる場合、トゥヘル監督は教え子の岡崎もドルトムントに連れて行くというシナリオもあるのか。そして、来季香川はどんな起用法が待っているのか。ドイツの名門の監督人事から目が離せなくっている。
【了】
サッカーマガ ジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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