アタランタの練習にサポーターが乱入 選手を“説教”する騒動に!?

成績不振にサポーターが不満募らす、「プライドを傷つけられることにうんざり」

 セリエA、アタランタの選手たちが11日に本拠地アトレティ・アズーリ・ディターリア競技場で練習中に、成績不振に激怒し、乱入したサポーター約1500人から10分間のレクチャーを受けるという前代未聞の騒動が起きた。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 サポーターの代表者のクラウディオ・ガリンベルティ氏は12日のホーム、サッスオーロ戦を控えた前日練習中のスタジアムに乱入。「これ以上、プライドを傷つけられることにうんざりしている」と激昂。ベンチ前のライン際に一列に選手を並べさせると、サポーターの代表者として“説教”を始め、ナイトクラブに足を運ぶべからず、などプロ意識の重要性を説いたという。

 アタランタは現在セリエB降格圏が迫る17位に位置している。降格圏の18位チェゼーナとは勝ち点4差を付けているが、16位キエーボとは勝ち点6差と離されている。

「我々は対戦相手が自分たちのピッチでゲームをコントロールするのをもう見たくない。相手チームのホームゲームとなっている」

 ガリンベルティ氏はこう語っているという。2月1日のカリアリ戦で2-1勝利以降、リーグ戦8試合連続で勝ち星なし。ホーム、アウェー問わず苦戦を強いられているアタランタはサポーターの要求に応えることはできるか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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