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プレミア首位チェルシーを追う2位アーセナルが怒涛の8連勝
今季リーグ最長の連勝記録
プレミア2位のアーセナルは12日、敵地でバーンリーと対戦し、1-0で勝利を飾った。今季プレミアリーグの全クラブで最長記録となる怒濤(どとう)のリーグ8連勝に成功。消化試合が2試合少ない首位チェルシーに勝ち点差4とプレッシャーを掛けている。
アーセナルは、敵地・ターフ・ムーアにそびえる堅固なバーンリーの守備ブロックを波状攻撃で攻略した。前半12分、FWアレクシス・サンチェスの右足でゴールを狙ったが、相手DFにブロックされてしまう。このこぼれ球に反応したMFメスト・エジルのシュートは、相手GKがセーブ。さらに、その跳ね返りに飛び込んだサンチェスの左 足シュートはまたしてもDFに阻まれる。だが、最後はMFアーロン・ラムジーが右足でゴール右上に強烈なシュートを突き刺した。これが決勝点となり、今季リーグ最長記録の8連勝を飾った。
試合後、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は衛星放送「スカイ・スポーツ」で「現時点で(チェルシーは)2試合消化が少ないが、我々はこのまま進むしかない。重要なことは我々が、この一貫性を保つことだ。だからこそ、この勝利は重要だ。今日は流動性あふれるパフォーマンスというよりはまさに戦いだった」と満足げに語った。
2部降格圏に低迷するバーンリーだが、しっかりと守備ブロックを形成し、絶え間ないプレッシャーを掛けてきた。ガナーズのフランス人指揮官は、苦闘を強いられた敵将シ ョーン・ダイチェ監督の指導をたたえた。
「バーンリーは完璧に組織されてきた。90分間プレスを続けてきた。あのような監督の存在は感謝すべきだ。彼らは残留にふさわしい」
現地時間18日のFAカップ準決勝レディング戦を挟み、次節は26日にホームで首位チェルシーと戦う。直接対決で勝てば奇跡の逆転優勝に向け、さらなる圧力をライバルに掛けることができる。絶好調のガナーズは満を持してロンドンダービーに突入する。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images