「精密なパスが完全に消えていた」 韓国人記者がハリルJ“日韓戦惨敗”の要因を指摘

戦力を見れば「韓国が優勝して当然の大会」

 もっとも韓国にとってこの大会は、戦力を客観的に見ても絶対に優勝しなければならない試合だったという。

「日本は若い選手が主体のメンバーだったので、冷静に他国との戦力を比較しても、韓国が優勝して当然の大会。結果を残せたことは良かったでしょう」

 韓国代表はW杯アジア最終予選で苦戦を強いられ、シン・テヨン監督が就任してからの10月の親善試合ではロシアに2-4、モロッコに1-3で敗れて批判に晒された。だが、11月のコロンビア戦に2-1で勝利すると、セルビアには1-1で引き分け。そして今回のE-1選手権では国内組主体のチームで、ライバルの日本に圧勝してタイトルを手にした。

 韓国代表への評価は日に日に高まっている。W杯へ向けて着実に前進している韓国に対し、バヒド・ハリルホジッチ監督への批判が噴出している日本。ロシアW杯へ向けた両国の準備状況は、これからどのように変わっていくのか、気が気でならない。

【了】

金 明昱●文 text by Myung-wook Kim

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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