モウリーニョ監督、アシスト激減のセスクを擁護

重要な役割と、信頼感を示す

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が後半戦にアシスト数が減少しているスペイン代表MFセスク・ファブレガスを擁護している。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

 セスクは現時点でリーグ戦8アシストと、全チームの最多アシストを記録している。だが、圧巻のプレーを続けた前半戦から一変、後半戦はペースダウン。ここ最近の13試合では、わずか1アシストと、思うような結果が出せていない。

 しかし、モウリーニョ監督は、セスクがゴールに直結するプレーだけではなく、ゲームをコントロールする上で重要な役割を担っていることを強調した。

「メディアはセスクのアシストが減ったことで、調子を落としたと書き立てている。だが、本来、彼は目に見えない部分で貢献の大きい選手だ。必ずしも得点に繋がるパスを量産するだけの選手ではない」

 今季加入の新戦力であるセスクに対し、絶大な信頼感を置いていることを明らかにしている。

「私は、彼が依然として我々に有益なプレーを見せてくれていると思っている。このチームにおいての彼の重要性に疑問を抱いたことなど一度たりともない」

 モウリーニョ監督は、セスクを次期キャプテンに指名するアイデアを抱いているとも伝えられている。かつてはライバル、アーセナルの若きエースだったセスクはリーガ時代レアル・マドリードを率いたモウリーニョに対し、バルセロナで奮闘した。常に宿敵同士の立ち位置であった両者だが、今は堅い信頼関係で結ばれているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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