フランス代表エースがSNSで炎上 バスケ選手に扮した写真に「差別的」と批判殺到

グリーズマンが投稿した画像が物議、謝罪する事態に

 フランス代表とアトレチコ・マドリードを背負って立つエースストライカーが、“コスプレ”でまさかの炎上を招いてしまった。FWアントワーヌ・グリーズマンは、自身のSNSで好きなバスケットボール選手を真似た写真を掲載したが、これが人種差別的なのではないかとのコメントが殺到。謝罪に追い込まれる事態になっていると、英公共放送「BBC」が報じている。

 グリーズマンが騒動となったのは、自身のツイッターに掲載した1枚の写真だった。バスケットボールを手にして笑顔で写っているアフロヘアーの黒人選手、よくよく顔を見てみるとグリーズマンだった。無類のバスケットボール好きとして知られるグリーズマンは、「ハーレム・グローブトロッターズ」というアメリカのエキシビションチームのユニフォームを着用し、黒人プレーヤーに扮したのだった。

 しかしこの投稿によって、フォロワー以外から「差別じゃないのか!」といった返信が殺到。この事態を受けて「みんな、落ち着いてくれ。僕はハーレム・グローブトロッターズのファンなんだ。実際にこれはトリビュートなんだから」と記したが、あまりにもリプライが続出するため、謝罪文を掲載せざるを得なくなった。

「僕自身、そういったところについて一部鈍感だったことを理解した。各方面の人々を怒らせてしまったことについて、お詫び申し上げます」

 本人には悪意がなかった模様だが、サッカー界においてレイシズムは大きな問題となっている。それだけに敏感なファンの声があることに、グリーズマンが直面することになったのは確かだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング