クラブW杯準決勝、パチューカ本田が「新型ロナウジーニョ」と並び二大注目選手に選出

本田に期待「天賦の才の兆候を示している」

 一方、パチューカの要注意人物は「HONDA」だ。「ケイスケ・ホンダはパチューカで最も重要な名前だ。日本人選手は夏にPSVに移籍したビング・ロサーノの代わりに加入した」と言及され、チームを去ったメキシコ代表の若いスターの後継者として期待されていると紹介された。

 シーズン序盤は右ふくらはぎの肉離れというアクシデントに苦しんだ本田。「ミランから獲得したホンダだが、リーガMXへの適応には時間を要している。リーグ戦12試合で3ゴールだが、日本人は故障を抱えて開幕し、パチューカの幹部が望むインパクトを残すことはできていない。ホンダが苦しむ間に、パチューカはプレーオフ到達に失敗した」と、チームのリーグ戦不振の一因になったと指摘されている。

 だが、ここにきてコンディションは上がっている。「しかし、本田は天賦の才の兆候を示している。彼の経験はFIFAクラブワールドカップ決勝にパチューカを牽引する重要なものになるだろう」と期待を込めている。カップ戦で決めた4人抜きゴールは海外メディアでも称賛された。

 悲願のレアル・マドリード戦を迎えるために、新型ロナウジーニョとともに要注意選手とされた本田は、パチューカ史上初のクラブW杯決勝に導くことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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