地元紙がミラン移籍後初得点のチェルチを評価 本田は定位置争いでリードを許す

メネズに続く高い評価

 左足首の負傷で戦線を離脱したACミランのFW本田佳佑とポジションを争うMFアレッシオ・チェルチは、4日の敵地パレルモ戦で移籍後初ゴールを決めた。その活躍によって、地元メディアからは高評価を手にしている。
 今年1月にアトレチコ・マドリードから期限付き移籍で加入したチェルチは前半37分、右サイドの崩しから相手GKステファノ・ソレンティーノのクリアミスを左足で押し込む形で先制点を決めた。この移籍後初得点などの働きに、ガゼッタ・デロ・スポルト紙は「6.5」点という高い評価を与えている。ただし、寸評では、この偶発的なゴールに対して厳し目の言葉が並んだ。
「中途半端なクオリティー。サイドからデストロへのクロス、エリアに侵入するダブルダッチでのドリブル。ゴールは戦術に沿ったものではないが、細かい詮索は止めておこう」
 昨年10月19日のベローナ戦以来となる敵地での勝利に貢献したチェルチのパフォーマンスについては「中途半端」と表現。だが、喉から手が出るほど欲しかった結果を出したことを好材料に挙げている。
 シュートは3本。決定機の創出は2回。パス成功は22回。最高点は強烈なドリブル突破から決勝点を決めたエースFWジェレミー・メネズの7点。チェルチはこれに次ぐ評価だった。
 「コリエレ・デロ・スポルト」紙は、チェルチにメネズと並ぶチーム最高の7点を与えた。「やっと完全に納得させるプレー、ミランのリーグ初ゴールも決めた」と、昨季トリノで13得点を決めたチェルチのプレーを評価した。
 また、「トゥット・スポルト」はチェルチに6点という及第点。最高点はメネズの7点だった。

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