イタリア代表のアントニオ・コンテ監督が、リバプールで出場機会を失っているFWマリオ・バロテッリに奮起を促し、「アズーリの門戸は開いている」と語った。イタリア国営放送「RAI」などが報じている。 コンテ監督は、3月31日の1-1のドローに終わったイングランド戦後の記者会見で、今回選外となった選手について言及した。 「私はリーグ戦でどんな活躍をしているのか、全てに目を通している。サウサンプトン対リバプール戦を視察に行ったが、プレーしていたのはペッレだけだった。バロテッリとファビオ・ボリーニはベンチにいた。代表の門戸はイ タリア代表のユニホームを着るにふさわしいパフォーマンスを見せる選手全員に開かれている。私はバロテッリにリバプールが重要なサポートを提供し、より出場機会を手にできることを祈っている。それができれば、代表への扉は開いている」 悪童はコンテ政権下でも先発ではないと察知した瞬間、代表合宿を離脱する“仮病疑惑”などの問題行動を起こしていた。リーグ戦今季1得点という不振に加え、ピッチ内外でのトラブルも絶えない。それでもコンテ監督は、イングランド戦でゴールを決めたFWグラツィアーノ・ペッレのように、リーグで結果さえ出せば代表に招集する寛容な姿勢を打ち出している。 悪童FWだけではなく、「ボリーニ、カナダのジョビンコ、アルゼンチンのオズワルドも同じ ことだ」と話し、トロントFCに移籍したセバスティアン・ジョビンコ、ボカ・ジュニアーズに移籍したパブロ・オズバルドにも自国リーグでの奮起を期待していた。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images