デ・ヘアがカシジャスから早期の定位置奪取を否定 「今を生きるしかない」

成長著しい守護神

 マンチェスター・ユナイテッド(マンU)のGKダビド・デ・ヘアは、FIFAのインタビューに答え、レアル・マドリードGKイケル・カシジャスこそがスペイン代表の正守護神だと主張した。
 デ・ヘアは今季、マンUで圧巻のパフォーマンスを見せ続けている。そのプレーぶりからメディアとサポーターの間では、代表と、レアルの双方でカシジャスの後継者としての待望論が湧き起こっている。
 
 だが、デ・ヘア自身は「近い将来、カシジャスから定位置の座を手にするのか?」という質問に否定的な考えを示している。
「現時点では、ノーだ。今GKは3人いて、イケ ルがファーストチョイスだ。どんな将来が待っているか分からないので、今を生きるしかない」
 守護神はそう答え、現状はカシジャスのバックアップとして全力を尽くすことを明らかにしている。成長著しいデ・ヘアだが、マンUで控えGKとして加入した元バルセロナGKビクトル・バルデスから多くを吸収しているという。
「彼から多くのことを学んでいる。彼の豊富な経験からもたらされるGKとしての部分だけではなく、人間としても多くを学んでいる。彼はとても率直な人で、個性を持っている。いつも僕に手を差し伸べてくれるんだ」
 デ・ヘアは先達のサポートに感謝し、成長を誓っていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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