浦和がACL優勝を果たした意義とは? 韓国紙が分析「Jリーグ復活を知らせる序幕か」

「日本サッカー界が喜ぶ理由」について韓国紙が指摘 母国クラブは「競争力が低下」

 J1浦和レッズは25日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第2戦、アル・ヒラル(サウジアラビア)戦で1-0と勝利し、2007年以来となる10年ぶり2回目のアジア王者に輝いた。「Jリーグ復活を知らせる序幕だろうか」と報じたのは、韓国紙「スポーツソウル」だ。浦和が10年ぶりにアジアを制した意義を伝えている。

「浦和レッズが10年ぶりにアジア制覇に成功し、日本サッカー界は明るく笑っている」

 そう伝えた同紙は「浦和の優勝を日本サッカー界が喜ぶ理由は、2010年代に入ってから続いたJクラブのACL不振が終わる合図と見なされるからである」と言及した。事実、2007年に浦和、翌年にガンバ大阪がアジアを制して以降、日本勢は決勝に進めない状況が長らく続いていた。

 今季、浦和が優勝を飾るまでの経緯について、「2009年以降、日本は1クラブもACL決勝に進出できず、韓国と中国のクラブに押されている感があった。警戒心を強めたJリーグ側からACL進出チームに補助金を出すなど配慮したが、状況は変わらなかった」と記す。

 さらに今季のACLについて、同記事ではKリーグとJリーグ勢を比較。「今年に変化の兆しが見え始めた。Kリーグの競争力が大幅に低下した。一方、Jクラブは着実に組織力を高め、質の高い外国籍選手を加えた」と分析し、さらに今後の日本サッカー界を展望している。

 

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