レアルの会長がベイル残留を明言 「いかなるオファーにも応じない」

クラブの未来の鍵

 レアル・マドリードのフィオレンティーノ・ペレス会長が、サポーターやメディアから批判を浴びるFWギャレス・ベイルを擁護し、他クラブのオファーに一切応じない考えを明かした。世界最高の移籍金で獲得したスピードスターの絶対残留を改めて明言した。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。

 ベイルは、レアルでの公式戦ここ11試合で2得点と期待された結果を出せず。バルセロナとのクラシコでも不発だったため、チームの不振の要因としてバッシングを受けてきた。クラシコ敗戦後にはサポーターに車を襲撃されるなどのトラブルにも見舞われていた。
  去就問題が欧州で大きく報じられる中、ペレス会長は渦中のベイルを白い巨人の将来のキーマンに指名した
「ベイルに対するいかなるオファーにも我々は応じない。彼はこのクラブの未来の鍵となる存在だ。クリスティアーノ・ロナウドのいない未来を私が想像できないのと同様に、だ」
 ベイルとの不仲説が報じられているロナウドについても、クラブ首脳は2人をいかなるオファーでも放出しないと力説。ベイルは、9100万ユーロ(約117億円)というサッカー史上最高額の移籍金で2013年夏にトットナムから加入した。ペレス会長の肝いりの補強とも呼ばれている。
 昨季大活躍したベイルの奮起こそが終盤戦のレアル巻き返しの鍵となるだけに、ペレス会長は改めて信頼の大きさを表明した格好 だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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