無所属のカッサーノが早期復帰を懇願 「カルチョが死ぬほど恋しい」

将来の夢も語る

 現在無所属のFWアントニオ・カッサーノが「カルチョが死ぬほど恋しい」と早期復帰を熱望している。イタリア地元誌「Chi(キ)」が報じている。
 パルマは、給料未払いによって多くの選手を放出するなど、さまざまななトラブルを起こしてきた。セリエAでは最下位へと転落し、先月には破産宣告を受けた。
 カッサーノは今年1月に、クラブ側に契約解除を申し出た。ユベントス移籍などのうわさも出たが、32歳のファンタジスタは今も所属先が決まらぬままだ。
「カルチョがない人生で気持ちが病んでいる。死ぬほど恋しい。ロッカールームの雰囲気、練習、チームメ ートとのいざこざ、何よりもアドレナリンの高揚が恋しいよ」
 ローマ、レアル・マドリード、サンプドリア、ACミラン、インテル、バリとさまざまなビッグクラブを転々としてきたカッサーノは今季パルマで19試合5得点と力を見せつけていた。
 「まだ現役を続けたいと思っている」と語り、移籍金ゼロでプレーできる新たな契約先を求めている。ピッチへのこだわりを見せるカッサーノだが、将来のプランもあるという。
「正体的にはスポーツディレクターを務めるつもりだ。選手と直接やりとりする人間になりたい。選手は僕を欺くことはできない。なぜなら僕はすべてのトリックを知っているからね」
 ピッチ内外でトラブルを巻き起こし、悪童としても知られたカッサーノ。それだけ にわがままな選手をコントロールする自信にあふれていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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