ネイマール所属のPSGが久保建英の獲得に興味か 仏誌が報道「日本のメッシを注視」

仏誌「フランス・フットボール」はPSGのスポーツディレクターが関係者に接触と伝える

 11月1日に17歳のMF平川怜とともにFC東京とプロ契約を締結し、トップチーム昇格を果たした16歳のFW久保建英に対して、ブラジル代表FWネイマールらを擁するフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)が獲得に興味を示しているという。フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が報じた。

 久保は川崎U-12に所属していた10歳の時にバルサ下部組織の入団テストに合格。その後はインファンティルA(13-14歳)にも昇格するなど順調に成長を遂げていた。しかし、FIFA(国際サッカー連盟)が18歳未満の外国人選手獲得・登録に違反があったとしてクラブにペナルティーを科し、久保ら選手が出場停止という影響もあり、2015年3月にFC東京U-15むさしに加入した。

 海外メディアから「日本のメッシ」と呼ばれた神童は今年10月にインドで開催されたU-17ワールドカップに日本代表として出場し、主力として16強進出に貢献。そして11月に宇佐美貴史(当時ガンバ大阪/現デュッセルドルフ)や柿谷曜一朗(セレッソ大阪)ら以来となる16歳でプロ契約を締結している。

 2020年東京五輪でも活躍が期待される逸材に興味を示しているのがフランスの強豪クラブだという。「PSGが“日本のメッシ”、タケフサ・クボを注視」とのタイトルで報じたフランス・フットボール誌は、「PSGがバルセロナに取って変わるなら? ネイマールとは異なるスケールながら、2クラブはタケフサ・クボを巡って競合していることに気付くだろう」と記した。また、PSGのスポーツディレクターを務めるアンテロ・エンリケ氏が久保の関係者に接触したと伝えている。

 今夏、ネイマールがサッカー界史上最高額の移籍金2億2200万ユーロ(約290億円)でバルセロナから移籍するなど注目を集めているPSG。世界中から才能のある選手を青田買いするべく、久保の調査も進めている模様だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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