浦和の日本代表5人衆が“ハリル流”を体現 強行軍の不安を払拭した痛快なデータとは?

左SBの宇賀神が狙われるも、全体でカバー

 守護神の西川も、前半の半ば過ぎに立て続けに訪れた決定的なピンチを2本連続でファインセーブ。1失点こそしたものの、ゴールまで飛んできたシュート4本をセービングする活躍を見せた。

 さらに、最終ラインでは槙野とセンターバックを組んだDF阿部勇樹も地上戦4勝1敗、空中戦2勝0敗と堅牢さを発揮した。出場停止のブラジル人DFマウリシオに代わってスタメン起用された左サイドバックの宇賀神友弥が地上戦3勝7敗、空中戦1勝1敗と狙われた感はあるものの、中盤から後方にかけて高い集中力とボール際の強さを発揮したことがデータで明らかになっている。

 大会全体を通しても、全チームで首位に立つ得点数など攻撃力が浦和の象徴になっているが、同時にデュエル勝率の高さも示してきた。そうした“力強さ”を示す先頭に立った日本代表メンバーたちは、過密日程の不安を払拭だけの活躍を見せ、貴重な敵地での引き分けに大きく貢献した。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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