日本代表に堂々デビューの長澤 「相手の嫌がる」連動した守備で存在感発揮

長谷部に代わってインサイドハーフで先発 「ある程度はできた」と手応えつかむ

 日本代表デビューを果たしたMF長澤和輝(浦和レッズ)は、0-1で敗れた現地時間14日の国際親善試合ベルギー戦での立ち上がりのハイプレスについて、「相手の嫌がることをする」狙いがあったと明かした。

 長澤は主将のMF長谷部誠(フランクフルト)が先発から外れたこのゲームで、インサイドハーフのスタメンに抜擢。このゲームではチーム全体が前半の開始直後からハイプレスに打って出て、それが功を奏してチャンスを作る場面を迎えた。その狙いは、相手の立場に立った時の考え方から来るものだったと話している。

「立ち上がりは相手もボールが足に付かない部分があるし、自分たちも前から来られたら嫌だから、相手の嫌がることをしようと」

 バヒド・ハリルホジッチ監督も守備のオーガナイズについて前向きなコメントを残したこのゲームは、デビュー戦となった長澤にも手応えのあるものになった模様だ。周囲とのコミュニケーションについて「距離感の問題は試合中にも前後の選手と確認しましたし、やりやすかったです」と振り返った長澤は、プレスの連動性について戦術的な約束事があったと話している。

「ボールを持ち運んでくる選手に対しては、ある程度まで来たら制限をかけようと。自分たちがコンパクトにできる守備をしようとしたが、ある程度はできたと思う。大迫選手を中心にするというか、前線は大迫選手がスタートの合図になる。大迫選手が行ったところで、後ろが連動していく。後ろが遅れると間延びして、そこから行かれてしまうので」

 

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