イブラヒモビッチが移籍報道を一蹴 「くだらないことで私は移籍しない」

PSGこそ自分の居場所

 去就問題が浮上しているパリ・サンジェルマン(PSG)のFWズラタン・イブラヒモビッチは、自らの移籍報道について「くだらない」と一蹴し、来季の残留を宣言した。英地元紙「ミラー」が報じている。
フランス共和国に対して悪態をついた騒動の余波で、PSGからの移籍が取り沙汰されていた。だが、イブラヒモビッチはこう語ったという。
「私はフランスが好きだ。もしも、好きではなかったら、こんなに長くプレーしていないし、契約も延長していない。他の全てのこと、全てのくだらないことで、私はがっかりさせられることもあるが、私は移籍しない。頂点に いることが好きだ。私がプレーするところはあそこなんだ」
 15日のボルドー戦で2-3で敗れた後、主審に対する不満をぶちまけた様子をテレビカメラが捉え、大きな問題となっていた。
「15年のサッカー人生でこんなことは見たことがない。PSGはこの国にふさわしくない。この国にはもったいない」
 ユニホームを脱ぎ、半裸状態でロッカールームに引き上げる際、放送禁止用語を交えたズラタンの過激な言葉は即座に社会問題となった。
 フランスの極右政党の党首から「今すぐ出て行け」とメディアを通じて国外退去を通告されるなどの騒動に発展。プライドの高い男としては珍しく全面的に謝罪した。
 その後、今季終了後に移籍する可能性が地元メディアで報じられたが、イブ ラヒモビッチはパリ愛を公言して残留を誓っていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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