仏紙記者が語る“ハリル像” リールの英雄に肯定的見解「戦術的なアイデアは悪くなかった」

「街中を歩けば写真を撮ってと声がかかる人」

 かつてリールで手腕を発揮したハリルホジッチ監督を評価する地元紙記者は、ブラジル戦の敗戦は指揮官の戦術的采配のミスではなく、あくまで選手の実力差と見ているという。

 ハリルホジッチ監督は「勝たないと私は生活できない」と冗談めかしながら選手にプレッシャーをかけていたが、結果は1-3。ブラジルとの差をまざまざと見せつけられる形となった。それでも指揮官に対する地元の目は優しいと、ソラリス記者は明かす。

「彼は、いわば英雄的存在なんだ。街中を歩けば、写真を撮ってとみんなから声がかかるような人。地元の人はいつだって彼を敬愛してやまない」

  地元凱旋の試合で敗れても、英雄として称えられているハリルホジッチ監督。それだけ深く愛されている存在のようだ。

【了】

大木 勇(Football ZONE web編集部)●文 text by Isamu Oki

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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