マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、母国のオランダ柔道協会から表彰されることが明らかになった。オランダ紙「AD」が報じた。 マンUは今季、無冠危機ながら来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位につけている。そのチームを率いるファン・ハール監督は28日、母国オランダのアーネムにあるパペンダル・スポーツ・ホールで行われたセレモニーに出席。2010年に死去したユトレヒト出身の柔道無差別級の東京五輪金メダリストでプロレスラーでもあった名選手にちなんだ「アントン・ヘーシング・アワード」 を受賞することが決まった。 ヘーシング氏はオランダの国民的英雄で、同賞は柔道界にとどまらずスポーツ界で大きな功績を残した人間に与えられる大きな栄誉だという。 ファン・ハール監督はアヤックス、バルセロナ、AZ、バイエルンなどを指揮し、CL制覇をはじめクラブレベルで数々のタイトルを獲得してきた。昨年のブラジルW杯では母国を率い、3位に導いている。昨年は、オランダの最優秀監督賞で表彰を受けていた。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images