引退表明のピルロ、ユベントスがフロント入り打診 チェコの英雄と“共演”の可能性も

希代のレジスタが引退表明「NYでの旅だけでなく、サッカー選手としての旅も終わる」

 米MLSニューヨーク・シティFCの元イタリア代表MFアンドレア・ピルロは、現地時間5日のコロンバス・クルー戦に勝利後、自身のツイッターで現役引退を表明した。そんな38歳に対し、古巣ユベントスがすでにフロント入りを打診したという。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じている。

 ピルロはカルロ・アンチェロッティ監督率いるACミラン時代、中盤の底のゲームメーカーとして開眼。両脇を固める元イタリア代表MFジェンナーロ・ガットゥーゾと元オランダ代表MFクラレンス・セードルフに守られながら、長短織り交ぜたパスでゲームを支配するプレーは“レジスタ”の称号を得た。ミランで二度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たし、在籍中の2006年にはイタリア代表としてワールドカップも優勝。契約が満了した2011年にユベントスへ移籍した。

 ユベントスでも中盤の底でゲームメーカーとしてプレーし、年齢を重ねるにつれて円熟味を増すプレーぶりから“マエストロ”と呼ばれた。セットプレーの名手としても知られ、曲げて落とすようなボールだけでなく、無回転のボールから意表を突くグラウンダーのシュートまで幅広いキックで数々のゴールを決めていた。

 ピルロは自身のツイッターで「ニューヨークでの旅だけでなく、サッカー選手としての旅も終わる」と綴った上で、「家族、名誉を感じながらプレーしてきた全てのチーム、ともにプレーすることに喜びを感じた全てのチームメイト、全ての人たちが私のキャリアを素晴らしいものにしてくれた。あなたたちは常に私のそばにあり、心の中にあり続ける」と惜別の言葉を残していた。

 

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