相手に飛びかかろうとするバロテッリの両脇を抑え、食い止めたリバプールサポーター

　リバプールのFWマリオ・バロテッリが、22日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとの「ナショナル・ダービー」で相手DFクリス・スモーリングと一触即発となり、サポーターが食い止めるという場面があった。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。

　リバプールはプレミアリーグ第30節でマンUとホームで対戦し、1-2で敗北。後半開始からピッチに立った主将のMFスティーブン・ジェラードが出場時間わずか38秒で退場処分となったことが大きな波紋を呼んだ。

　しかし、実はこの試合において、後半20分に投入されたバロテッリにも退場危機が訪れていた。

　後半22分に相手DFフィル・ジョーンズへのファウルでイエローカードをもらったバロテッリは、同34分にスモーリングと激しく接触。挑発に我を失い、相手に飛びかかろうとした。

　だが、そこで意外な役割を果たしたのがリバプールサポーター。観客席目前でのやり合いだったため、スモーリングに飛びかかろうとするバロテッリの両脇を抑え、必死に食い止めたのだ。これにより、リバプールは2人目の退場者を出す最悪の展開は免れることとなった。

　トップ4を争う直接対決は4位マンUに軍配が上がり、5位リバプールは勝ち点を5差と開かれてしまったが、救いの手を差し伸べたサポーターの応援チャントは最後まで途切れることがなかった。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images