ミランは3年以内に中国人大富豪に75%の株式を売却か!? 香港で報じられる

インテルに続いてミランもアジア資本へ

 ACミランが、「ミスター・ピンク」の異名を持つ朝鮮ニンジンのエナジードリンク会社を経営する中国人大富豪に買収されたとイタリア地元紙「トゥット・スポルト」が報じた。「香港が認めた。ミランは75%インチャイナ」という見出しで記事を掲載した。
 香港誌「ネクスト・マガジン」が、ミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長は朝鮮ニンジンのエナジードリンク「ミスター・ピンク・朝鮮ニンジン・ドリンク」で財を成した35歳の中国人富豪ポー・クィ・ユン・ワンショー氏に対し、3年間で段階的に株式の75パーセントを売却することで来週完全 合意に達すると報道した。このニュースがイタリアで話題になっている。
 すでに両者は仮契約を済ませており、「ミスター・ピンク」ことポー氏のみならず、アジア・パシフィック・エクスチェンジ・アンド・コーポレーション・ファンデーションというグループもミラン買収プロジェクトに参画しているという。
 「ミスター・ピンク」による買収報道が10日前に浮上した際、ミランの持ち株会社であるフィンベストは報道を否定していた。
 ミランは21日のカリアリ戦を前にサポーターグループが観戦ボイコットを呼びかけ、スタジアムに空席が目立つなどの異常事態に直面してきた。サポーター組織「クルバ・スッド」はベルルスコーニ会長に買収交渉の透明性を訴え、持ち株を全て売却する ことで退陣を迫っていた。
 インドネシア人富豪に買収されたインテル同様に、ミランもアジア資本となるのか、今後の交渉には大きな注目が集まっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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