東京五輪世代の「森保ジャパン」始動 メダル獲得へ、編成のキーワードは「ラージ」

「これまでの指導者の努力が花開くように…」

 また指導者転身後には広島での輝かしい実績とともに、2007年U-20W杯にコーチとしても、帯同するなどの豊富な蓄積がある。だからこそ今は無名でも、Jクラブだけでなく大学や高校で光る原石がいれば――。そう考えるのは自然だろう。

「これまでの指導者の努力が花咲くように、選手がさらに伸びて喜んでもらえるように、選手の助けになるように臨んでいきたい」

 森保監督自身もこのように語っている。東京五輪開幕まで1000日を切ったなかで、各地に散らばる好素材を発掘し、どれだけ“広い”チームを構築していけるか。今世代の注目ポイントとなりそうだ。

【了】

茂野聡士●文 text by Satoshi Shigeno

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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