不発の本田、交代時にサポーターから罵声も 4試合ぶり勝利に「最高です」

出場したリーグ戦で16試合ノーゴール&ノーアシスト

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が21日のホーム、カリアリ戦で2試合連続で先発した。後半25分に途中交代となった背番号「10」は攻守に奮闘したものの、出場したリーグ戦で16試合連続ノーゴール、ノーアシストと不発に。チームは元フランス代表FWジェレミー・メネズの2得点1アシストの大活躍で3-1で相手を下し、4試合ぶりの白星を挙げた。

「最高です、今日は……、それでいいですか」

 試合後、額に大粒の汗を浮かべた本田はサン・シーロのミックスゾーンで、勝利の高揚感に浸っていた。この一言だけ言い残すと、スタジアムを後にした。

 右ウイングで先発した本田は前半25分に見せ場を作った。ペナルティエリアに走り込むイタリア代表DFルカ・アントネッリに左足でロングパス。アントネッリはシュートをGK正面に打ち込み、惜しくもゴールはならなかった。

 シルビオ・ベルルスコーニ会長の経営方針やアドリアーノ・ガリアーニCEOの補強戦略に激怒するウルトラスやサポーターがスタジアム観戦のボイコットを呼びかける異常事態の中、不発のままイタリア代表MFアレッシオ・チェルチと途中交代となった本田は厳しい罵声を浴びせられた。

 それでも、久々の勝利に大きな喜びににじませた背番号「10」。今後は、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ新監督の初陣となる3月27日のチュニジア戦、31日のウズベキスタン戦に合流することになる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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