逆境の指揮官 ミラン会長がインザーギ監督に戦術面で“注文”

ベルルスコーニ会長が指揮官に持論展開

 ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長が16日のフィオレンティーナ戦での1-2で逆転負けを喫した後、フィリッポ・インザーギ監督に戦術面で“注文”をつけていたことが分かった。
 システムや選手起用について意見するなど現場介入で有名な元イタリア首相は試合中の戦術についても、指揮官に強く持論を展開していた。
「2日前に話したが、会長も残念がっていた。ベルルスコーニは試合終盤にもっとボールのポゼッションを高めなければいけなかったと言っていた」
 21日のカリアリ戦を控えた記者会見でインザーギ監督はそう語った。1-0でリードしていた後半36分に指揮官は日本代表FW本田圭佑を下げ、ドリブル突破の能力が高いイタリア代表FWアレッシオ・チェルチを投入したが、逆に失点して逆転された。
「アレッシオにとっては楽ではなかった。チェルチのような選手は2点目を決めてくれると思っていた。前方には多くの選手がいる。誰かは先発から外れる。でも外されても心配することはない。みんなが同じレベルだが、試合では選手を選択しなければならない」

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