途中出場のドルトムント香川は見せ場を作れず 長谷部はチームを救うビッグプレー披露

長谷部が決定的な場面を防ぐ好プレー

 ドルトムントは後半12分に左サイドでパスを受けたMFマキシミリアン・フィリップが左足のシュートで追加点を奪った。リードを2点とした直後には元ドイツ代表MFゴンサロ・カストロとヴァイグルを下げ、香川とDFダン=アクセル・ザガドゥを投入。選手の入れ替えで守備の安定を図った。

 しかし、同18分にはドルトムントの守護神GKロマン・ビュルキのファウルでフランクフルトにPKが与えられた。これをFWセバスティアン・アレが成功させてその差が1点となると、5分後にはMFマリウス・ヴォルフがDFラインの裏に抜け出して同点ゴールをゲット。フランクフルトの猛攻が実り、試合が振り出しに戻った。

 ドルトムントはU-17イングランド代表から呼び戻したFWジェイドン・サンチョをデビューさせるなど手をつくしたが、勝ち越しゴールは奪えず。同45分にシャヒンに決定的な場面が訪れたが、長谷部がライン際でシュートブロックするファインプレーを見せた。

 試合は2-2で両者痛み分けに終わった。日本人対決も実現したこの試合、3バックの中央でプレーした長谷部はチームを救うビッグプレーで存在感を示し、勝点1獲得に貢献。途中出場の香川は限られた出番の中で見せ場を作ることはできなかった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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