J初代得点王が“お宝写真”公開 アル・ヒラル監督として来日、ACL決勝で浦和と激突へ

サウジ名門を率いるラモン・ディアス Jリーグ1年目に28ゴールで得点王を受賞

 浦和レッズが18日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝で上海上港(中国)を破り、優勝した2007年大会以来10年ぶりの決勝進出を果たした。アジア制覇をかけた頂上決戦ではサウジアラビアのアル・ヒラルとの対戦が決まっているが、そのチームで注目を集める人物がいる。

 同国の首都リヤドに本拠地を置く名門クラブを率いる監督の名前は、ラモン・ディアス。元アルゼンチン代表の往年の名ストライカーで、1993年から95年途中までJリーグの横浜マリノス(現・横浜FM)に在籍した。記念すべき93年5月15日のヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)とのオープニングマッチでは、1-1で迎えた後半14分に決勝点をマーク。ゴール後に歓喜する姿は、今も語り継がれる。

 “黄金の左足”を武器にディアスはその後もゴールを重ね、32試合で28ゴールをマーク。鹿島アントラーズのジーコや名古屋グランパスエイトのギャリー・リネカーなど、世界的スターが集結した1年目のJリーグで、見事に初代得点王に輝いた。

 95年の現役引退後は指導者の道に進み、母国の名門リバープレートを率いて96年にはコパ・リベルタドーレスを制覇。トヨタカップ(現・FIFAクラブワールドカップ)出場のために来日を果たしているが、監督を務めてきたのは主にアルゼンチンのクラブで、これまで日本との接点はあまりなかった。

 

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