インザーギ監督、本田交代で追加点狙うも逆転負け 「我々の真の失敗」

インザーギ監督は続投希望、「この仕事を30年間続けるつもり」

「2点目を奪うために私はチェルチを投入した。だが、この2点目を奪えなかったことが我々の真の失敗だ。ゴールを奪うべき重要なカウンターアタックを何回か見せることができたのに」

 豊富な運動量で攻守のバランスを取る本田の代わりに、スピードと局面の打開力に優れるチェルチをピッチに送り出したが、交代は奏功せず、逆に相手にゴールを奪われる結果となった。

「この負けは受け入れ難いが、前進するしかない。監督は今日のパフォーマンスをジャッジしなければいけない。将来については、私は契約がある。クラブが現状を精査するだろう。会長もアドリアーノ・ガリアーニ(CEO)も頻繁に電話してくる」

 そう語った指揮官は「この仕事を30年間続けるつもりでいる。ミランは私にとって重要な存在で、できるだけ長く指揮を執りたいと考えている。彼らが続投を選ぶなら、それでよし。そうでなければ、私は自分の道を歩むだけ。そして、他で仕事をする。この仕事を私は愛している。時にこんな夜もあるが、これはカルチョなんだ」とも話し、続投を希望した。

 指揮官はショックを隠すように毅然と前を向いていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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