本田、終盤の逆転負けを嘆く 「それが今のミランの弱点」

4試合ぶり先発も不発、「結果が全て」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が16日のアウェー、フィオレンティーナ戦で4試合ぶりに先発出場。1点リードの後半36分に途中交代を命じられたが、チームはその後2失点し、1-2で逆転負けを喫した。終盤に集中力を欠いて耐えきれない現状を、本田自身、「ミランの弱点」と駄目出ししている。

 3トップの右で先発し、1点リードの状態で敵地アルテミオ・フランキのピッチから退いた本田は最後に地獄を見た。

「結果が全てです。最後の終盤に決められるまでは最高にいい気分の状態から180度、あと10分間ぐらいでひっくり返された。みんなのテンションが変わった。サッカーの厳しさ、面白さかもしれない」

 ミランは後半11分にイタリア代表FWマッティア・デストロのゴールで先制した。イタリア代表MFアレッシオ・チェルチと交代でピッチを後にした本田はリーグ戦出場15試合ノーゴール、ノーアシストとなったが、2月15日のエンポリ戦以来となる4試合ぶりの勝利への高揚感をベンチで感じていた。だが、結末は暗転した。

 後半38分に相手DFゴンサロ・ロドリゲスのヘディングシュートで追いつかれると、後半44分には相手MFホアキンに頭で逆転弾を許した。

 本田は「自分が出ていて負ける方が悔しい。最後までピッチに立っていた選手の方が自分より責任を感じているだろうし、その辺はつらいのではないのかなと思った」とピッチ上で逆転を許した同僚の気持ちを慮った。

 

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