U-17W杯「日本の注目は久保建英」 現地紙がE組を展望、フランスの対抗馬に推す

8日に初戦のホンジュラス戦 インドで久保への関心高まる

 U-17ワールドカップ(W杯)は6日にインドで開幕し、日本は初戦となるホンジュラス戦(日本時間8日23時30分キックオフ)に臨む。アジア代表として日本は現地で注目を集めており、現地紙「THE HINDU」では日本の所属するグループEの展望とともに、FW久保建英(FC東京U-18)の存在、そして森山佳郎監督のコメントを紹介している。

 同グループは2001年の同大会王者であるフランス、ニューカレドニア、日本、ホンジュラスの4カ国で争われる。このグループで“本命”と見られているのはフランスで、チームの指揮を執るライオネル・ルーセル監督は「(栄冠をつかみ取るのが)難しいとは分かっている。我々は野心を持っているけど、一戦ごと戦いたいと思っている。暑い気候は選手たちにとっていいものとは言えないが、適応しないといけない」とインド独特の気候に注意を払っている。

 そのフランスの“対抗馬”として取り上げられているのが日本で、特にキープレーヤーとして注目されているのが久保だ。「全ての注目は“ジャパニーズ・メッシ”とも称されるタケフサ・クボにある」と紹介。また森山監督の「彼はスペースを見つける能力に長けている。もし彼がマークされていても、他の味方がフリーになります。久保はそれを上手く使ってくれると考えています」というコメントから、周囲を生かす能力の高さがあることにも触れている。

 森山監督はホンジュラスについて、中盤を支配してくる傾向があり、1対1の対人プレーでも長所を持っていると分析している。「だけど私たちは試合に向けて準備ができています」と自信を秘めている様子も口にしている。近年、育成年代で再び世界大会の舞台に立てるようになった若き日本代表。頂点を狙うチームにとっての大事な初戦へ、準備万端のようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images


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