「我々の知る香川のレベルはもっと高い」 不発の10番にハリル監督が奮起を要求

ニュージーランド戦のパフォーマンスに言及 「彼のトップフォームではない」

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が、6日に行われた国際親善試合ニュージーランド戦後に、10番を背負うドルトムントMF香川真司に対して「我々の知っている香川のレベルはもっと高い」と、“真の姿”を取り戻すよう発破をかけた。

「香川は長い間怪我をしていました。もちろん、彼のトップフォームではありません。本人にも、本来のレベルに戻すことを要求しました」

 2-1で勝利したニュージーランド戦後の会見で、ハリル監督は香川について聞かれて、こう答えた。香川は決定機でシュートを右ポストに当てて外すなどゴールに絡めず、指揮官もパフォーマンスがまだ100%ではないことを認めている。とはいえ、怪我での長期離脱期間があったことに触れた上で、“真の姿”を取り戻すのはこれからだとも主張した。

「しかし、プレーしながら良くなっていくだろうと思います。もちろん、他の選手との競争もします。確実に良くなっていくと思います。我々の知っている香川のレベルはもっと高い。ボールを持っていない時のプレーをもっと速くして、もっとチームに絡んでいくことを要求しています。トレーニングを続けて、できるだけ高いレベルを取り戻すことが必要だと思います」

 代表では4試合ぶりの先発起用となった香川。絶頂時にはドイツで“小さな魔法使い”とも称されたそのプレーを取り戻し、ハリル監督を納得させることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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