浦和MF柏木が値千金の一撃! ACL4強、敵地で上海上港に1-1、10年ぶりの決勝進出へ弾み

フッキの「雷のような一撃」で失点も、柏木が同点弾を叩き込む

 浦和レッズがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝で、上海上港(中国)との初戦を貴重なアウェーゴールを含む1-1で終え、ホームでの第2戦に向けて弾みをつけた。

 浦和は足の付け根の痛みを抱えるMF柏木陽介が強行出場し、MF長澤和輝とインサイドハーフでコンビを組んでスタメン出場。上海は元ブラジル代表MFオスカル、同FWフッキ、FWエウケソンの強力トリオがスタメンに並んだ。

 アウェーながらも、ある程度浦和がボールを保持する時間を作れていたなかで迎えた前半15分、アジアでは規格外となるフッキの左足が炸裂する。中盤の低い位置で浦和MF青木拓矢を振り切ったフッキは、ゴールから約25メートルの距離から左足を一閃。これが地を這うような弾道でゴール右隅に突き刺さった。試合を速報したアジアサッカー連盟(AFC)公式ツイッターも、「雷のような一撃」と記す強烈ミドルが決まり、浦和は先制を許した。

 それでも浦和は同27分、強行出場の柏木が反撃の一撃を決める。青木からの浮き球パスをペナルティーエリア内で受けたFW興梠慎三が丁寧に後方に落とすと、走り込んだ柏木が利き足とは逆の右足でボレーシュートを放ち、これがゴール左隅に吸い込まれた。浦和は貴重なアウェーゴールとなる同点ゴールで、1-1に追いついた。

 上海の強力攻撃陣は浦和に牙をむいたが、GK西川周作も好セーブを連発。DF阿部勇樹をドリブルでかわしたエウケソンのシュートを至近距離から右手一本で弾き出すと、DFに当たってコースの変わった難しいシュートにも反応してセーブし、勝ち越しを許さず。守護神の働きもあり、浦和はシュート1本に抑え込まれたものの、1-1でハーフタイムを迎えた。

 

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