浦和、10年ぶりのACL決勝進出へ「4つのポイント」 AFC公式が上海上港戦を展望

GSで対戦した2試合のデータをもとに分析 パス成功本数は浦和が2倍以上

 浦和レッズは27日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦で、上海上港(中国)とアウェーで対戦するが、アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトでは、グループステージで二度対戦している両チームのデータをもとに、浦和が突破するためのキーポイントを特集している。

 まず1つ目に挙げられたのは、浦和守備陣と上海上港の強力攻撃陣による対決だ。グループステージでの対戦において、上海の3トップである元ブラジル代表FWフッキ、FWエウケソン、中国代表FWウー・レイのボールタッチ時のポジショニングを「非常に密集して高い位置で受ける」と分析。データ上では、ピッチ中央のエリアで“攻め残り”をして、後方からのボールを受けていることが明らかになっている。

 そのため、浦和守備陣は彼らに入るボールをどれだけシャットアウトできるか、ボールを受けた後に決定的な突破を許さずに済むかというのが課題とされている。一方の浦和攻撃陣は、ワイドに開いてボールを受ける傾向があるため、それぞれがファーストタッチでしっかりとボールをキープして攻撃につなげられるかが重要だ。両チームの攻撃的な選手たちのポジショニングは対照的であるため、その違いがゲームに表れることになりそうだ。

 そして2つ目のポイントとしては、浦和はゲームのイニシアチブを取り続けるべきだとしている。特に、大会全体で浦和のパス成功本数が4847本に対し、上海上港は2322本と2倍以上の差をつけて圧倒。その一方で、ドリブルの成功数では浦和が62回なのに対して、上海は102回を数えている。上海上港にゲームを支配されて、強力攻撃陣が次々にドリブル突破を仕掛けてくる展開になれば、浦和は苦しくなる。そのため浦和としてはボールを保持してゲームを支配し、相手の攻撃回数を削ることで守備陣の負担を軽減する必要があるとした。

 

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