ヘルタ原口、去就問題決着せず代表に合流 「逃走した」と独メディアは厳しい視線

プレミア進出を希望も移籍先決まらず、移籍市場の閉幕が近づく

 ヘルタ・ベルリンの日本代表FW原口元気は、8月31日に閉幕する移籍市場での去就問題に注目が集まるなか、ハリルジャパンに合流した。チームの契約延長オファーに対して首を縦に振らず、オファーが届いていない原口の現状についてドイツメディアは厳しい視線を注いでいる。

「ハラグチが逃走した」との見出しで報じたのは、地元メディア「BZベルリン」だった。ハリルジャパンでは左ウイングの先発候補の原口だが、今季ヘルタではベンチスタートが続いている。

「ブンデスリーガの移籍市場は2日後の午後6時に閉幕するが、ゲンキ・ハラグチはどうなるのだ? 日本人はイングランド行きを希望し、ヘルタから去ることを希望しているが、新しいクラブがいまだ見つかっていない。ハラグチは逃走した。そして、彼にとっての2018年ワールドカップも危機的状況となっている」

 契約問題を残したまま代表日程を迎えてしまった原口を、「逃走した」と厳しい表現で批判している。

 今季の原口は、契約問題がヘルタでの起用法に響いているという。原口は昨季ヘルタからの2021年までの契約延長オファーを固辞。クラブは原口に対する契約延長オファーを取り下げる一方、オーストラリア代表FWマシュー・レッキー、オーストリア代表FWヴァレンティノ・ラザロを補強。原口にとっては強力なライバルが登場してしまった。

 

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