本田が不敵な笑みで不安説一蹴 豪州戦出場へ強烈な自信 「右で出ると思う」

右の本田に「周りの違和感はないと思う」

「時間がないのは向こう(オーストラリア)も一緒。向こうもすり合わせに困っているとは思うけど、ホームの利を生かす。自分で言えばポジションですよね。周りにとっての違和感はないと思う。右の本田圭佑を分かっていると思うし、(香川)真司がトップ下なのもそう。あとは僕の問題ですよね。自分がピッチに立った時にできるかどうか」

 昨季まで所属のACミランでは右ウイングのポジションを争い、クラブと代表でのポジションは同じだった。ところが、今季からはクラブと代表でのポジションの違いをアジャストするという作業が代表戦前のトレーニングで本田にとって必要になる。それを自覚したうえで、代表モードに切り替えることの重要性を語った。

 本田は「(今までの経験を)これにどう生かすか。僕らが若い時に逆のパターンもあった。役割は決まっていないと思うし、状況に応じて応用していかないといけない」と、日本代表90試合出場の経験をチームに還元することの必要性も話している。しかし、それはあくまでもピッチの上で果たす役割。今季からメキシコに新天地を求めた男は、改めてハリルジャパンの大黒柱に復活するためのデモンストレーションをこの大一番で見せつけようとしている。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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