バイエルンが2年連続6回目の独スーパー杯制覇! 土壇場で追いつきPK戦でドルトムント破る

後半43分にOGで2-2の同点、PK戦5-4でリーグ王者が勝利

 ドイツサッカーのシーズン幕開けを告げるDFLスーパーカップ、ドルトムント対バイエルン・ミュンヘンが現地時間5日にジグナル・イドゥナ・パルクで行われた。通算優勝回数5回で並んでいた両者の対戦は90分間を2-2で終え、PKスコア5-4でリーグ王者バイエルン・ミュンヘンが昨季のカップ戦王者ドルトムントを下して2年連続6回目の優勝を果たした。ドルトムントの日本代表MF香川真司はメンバー外だった。

 前半12分、相手最終ラインのDFマルティネスからボールを奪ったドルトムントMFプリシッチがそのままGKとの1対1に持ち込み、グラウンダーのシュートでネットを揺らして先制。前線から激しいプレスを仕掛けたドルトムントが、狙い通りの形で試合を動かした。

 バイエルンもすぐに立て直し、同18分には右サイドを抜け出してフリーになったDFキミッヒからのクロスをFWレバンドフスキがダイレクトで合わせて同点。エースの一撃で試合を振り出しに戻した。

 その後、試合はバイエルンペースで進んだ。しかし、後半26分にドルトムントのカウンターが炸裂。自陣のゴール前から素早く縦に展開し、最後はMFデンベレのスルーパスに抜け出したFWオーバメヤンが浮き球のシュートで勝ち越しゴールを奪った。それまで目立ったプレーのなかった昨季のブンデス得点王は、この試合最初のシュートをゴールに結びつけた。

 しかし、バイエルンは同43分にゴール前の混戦からキミッヒがシュートを放ち、DFピスチェクに当たりゴールイン。記録上はオウンゴールとなり、土壇場で再び同点となった。延長線なしのレギュレーションのため、PK戦で雌雄を決することになった。

 PK戦は先攻バイエルン、後攻のドルトムント。それぞれ一人ずつが失敗し、4-4でサドンデスへ突入すると、迎えた6人目でバイエルンはDFズーレが決めたのに対し、ドルトムントDFバルトラのキックをGKウルライヒが二度目のセーブを披露。この結果、PKスコア5-4でバイエルンが2年連続でスーパーカップのタイトルを手にした。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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