ポドルスキと柏FWが小競り合い 直後に激しいタックル、柏サポからブーイングも

前半5分に神戸が先制も、後半に3得点の柏が3-1逆転勝利

 元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが日本初のアウェーマッチで激しい闘争本能を見せた。5日に行われたJ1リーグ第20節、柏レイソル対ヴィッセル神戸で、激しいスライディングを見舞うなど闘争心をむき出しにしたものの無得点に終わった。

 デビュー戦となった前節大宮アルディージャ戦で2得点を挙げ、決定力を遺憾なく発揮したポドルスキは、柏戦でもFW渡邉千真と2トップを組んだ。かつてクラブを率いたネルシーニョ監督を迎え撃つ柏は、日本代表GK中村航輔(22歳)、そしてDF中山雄太(20歳)と中谷進之介(21歳)の“3N”を中心としたポルディ封殺が勝ち点3獲得へのマストミッションとなった。

 まず試合を動かしたのは神戸だった。前半5分、ポドルスキの突破を起点に左CKを奪うと、ショートコーナーからの相手クリアが小さくなったところをMF三原雅俊が低弾道のシュートで突き刺し、1-0と先制した。カウンターに冴えを見競る神戸は12分に渡邉のアーリークロスにポドルスキが躊躇せず左足ボレーシュートを放った。

 その後、同30分にはポドルスキが中谷に顔をはたかれたとアピールし、中谷にイエローカードが提示される。これを不服としたFWディエゴ・オリヴェイラがポドルスキと小競り合いを起こす場面があった。試合は後半に入って5分、右サイド裏へ抜け出たクリスティアーノがGKとの1対1を迎え、横パスを送ってディエゴ・オリヴェイラが無人のゴールに流し込み1-1の同点となる。

 

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