工藤壮人さんの命日「なおさら勝ちたかった」 手にした課題と収穫…古賀太陽が胸に秘めた「特別な思い」

古賀太陽が工藤壮人さんへの思いを明かした【写真:徳原隆元】
古賀太陽が工藤壮人さんへの思いを明かした【写真:徳原隆元】

古賀太陽が胸に秘めた工藤壮人さんへの思い

 柏レイソルは10月21日、J1リーグ第11節でFC東京と対戦し、0-0で引き分けた。キャプテンのDF古賀太陽が「チームとしての守り方に少し課題が残った」とこの一戦を振り返った。

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 特別な思いを胸に秘め、なんとか90分間を耐え切った。吐き出したのは「耐えたって感じですかね」。疲労感のある表情で「苦しい時間が長かったっていう印象かなと思います」とアウェーでの一戦を振り返り、守備面で「なかなかこう良いものは表現できなかった」と言葉を絞り出した。

「自分たちがどういう形でプレッシャー掛けていくのかとか、どこに規制を掛けて、どこに誘導していくのかみたいなところは、なかなか良いものは表現できなかったのかなと思う。相手の攻撃の仕方も上手かったとは思いますが、いち早く修正できるようにピッチのなかで選手たちが対応できるようにしていかなきゃいけないなとは思います」

 それでも8月29日に行われたリーグ第4節の清水エスパルス戦(1-0)以来の無失点。2025シーズンは堅守がリーグ2位の躍進を支えたが、今季は失点数が増加。「耐えた印象ですけど」と前置きしながらも、「失点を減らせたっていうところは評価できるというか、ポジティブに捉えられるものでもあるのかなとは思う」と受け止めた。

「最後のところでみんなが体張ることっていうのは、もう一回意識づけできるゲームにはなったのかなと。次も2トップ気味な相手だとは思いますし、臨機応変に対応することがやっぱり必要なのかなと思います」

 対峙した相手は今季J1で好調のFW長倉幹樹。J1でも屈指のセンターバックとストライカーの直接対決も見どころだったが、「釣り出される回数が明らかに多すぎた」と苦戦を認めながらも、「そこは伸びしろなのかな」と改善の余地があると話す。

「一番危険なのは、自分が釣り出された背後だと思うので、そこをうまく消しながら多少遅れてでも長倉選手についていくみたいなことは意識はしてましたけど、ただそこの釣り出される回数っていうのが明らかに多すぎた前半だった。そこで多少自分も疲弊した感はありましたし、相手のやりたいようにやらせてしまった感はあるんで、そこをよりストレスのない対処の仕方っていうのはできるとは思うんで、そこは伸びしろなのかなと思います」

 そして、10月21日はアカデミー時代から背中を追った工藤壮人さんの命日でもあった。柏サポーターからも工藤さんの横断幕も掲げられた。古賀自身も「今日はなおさら勝ちたかった」と胸に秘めていた思いがあった。

「僕としてはアカデミーの先輩でもあるんで、直接関わりはそんなにないですけど、彼の人柄っていうのはよく耳にしてましたし、僕ら後輩からしてもやっぱり模範とするような選手でもあったので。彼がレイソルで成し遂げたようなことを僕も成し遂げられるように頑張っていきたいなと思いますし、恥じないようなプレーを見てもらえるようにしないといけない。

 僕はアカデミー出身なので、そこは先頭を走っていけるようにやっていきたいなと思います。今日はなおさら勝ちたかったですけど、サポーターの皆さんも特別な思いを持っていたと思うので、そこに対して強い気持ちを持ちながら、これからもやっていきたいなと思います」

 過密日程が続く柏は次節にアウェーで鹿島アントラーズと対戦する。空から見守る先輩に勇姿を見せるためにも、上位に生き残るためにも、“因縁の地”で勝ち点3を掴みにいく。

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