バイエルン21歳「トップ下でプレーできれば」 敵地で欧州強豪を撃破へ…代表は「良さを出せる」

バイエルン・ミュンヘンの谷川萌々子【写真:ロイター】
バイエルン・ミュンヘンの谷川萌々子【写真:ロイター】

谷川萌々子がドイツの警戒ポイント代表でのポジションなどに言及

 ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンでプレーするなでしこジャパン(日本女子代表)のMF谷川萌々子が、遠征先のフランスからオンラインで取材対応した。今回の欧州遠征では第2戦にドイツ女子代表との試合が組まれている。現在の経験も踏まえ、なでしこジャパンが「もう少し意識していい」と感じる要素を話した。

 谷川はJFAアカデミーから2024年にバイエルンへ加入。最初の半年間をスウェーデンのローゼンゴードへの期限付き移籍で過ごし、翌シーズンからドイツでプレーして3シーズン目を迎える。今季無敗のバイエルンでボランチを務める谷川は、UEFA女子チャンピオンズリーグ(CL)では代表チームの同僚MF長谷川唯らが所属のマンチェスター・シティとの対戦も実現し、試合は2-2の引き分けだった。9月に発表された女子バロンドール(世界年間最優秀選手賞)の候補者30名にノミネートされるなど、成長著しい存在だ。

 今回の欧州遠征は現地時間10月9日にフランスでハイチ代表と対戦し、ドイツへ移動。同13日にはドイツ代表とアウェーでの対戦が予定されている。その試合に向け「本当にフィジカルの強い選手がいます。チームメイトでは、FWクララ・ビュールはスピードがあり、ドリブルも上手で、個人で局面を打開できる選手です。そうした選手を勢いに乗せないことが、1つの鍵になると思います」と話した。

 ドイツ代表のプレーについて「縦に速いサッカーをしてくると思います」と話す谷川は、国内リーグも含めドイツのサッカー全般的な特徴を「日本ではボールを奪ったあと、失わないようにつなぐ意識が強いと思います。ドイツやほかの海外のチームは、ボールを奪ったら、まず背後を狙って縦に速く攻めることを強く意識しています。バイエルンでプレーしながら、そう感じています。日本もリスク管理をしっかりしなければ、1本のパスでやられてしまいます。縦への速さは、ドイツの良さであり、怖さでもあると思います」と話す。

 そのうえで、ドイツやイングランド、欧州各国やアメリカといった海外でプレーする選手が多い日本チームについて「自分たちはボールを持つことによって、良さを発揮できると思います。ボールを奪われないよう、保持することは大切です。ただ、ドイツの良さである、奪ったあとの素早い攻撃は、日本ももう少し意識していいと思います。ボールを保持しながら、失ったあとにすぐ奪い返すサッカーをなでしこジャパンでもできれば、もっと自分たちの良さを出せると思います」と、成長のポイントと感じる要素を話した。

 バイエルンではボランチでプレーするが、なでしこジャパンではより攻撃的なポジションでプレーする可能性もある。「与えられたポジションで、そこでの役割をしっかり果たすことが、自分のやるべきこと」とした谷川だが、「自分の特徴をより出せるのは、トップ下だと思っています。そこでプレーできればいいなという気持ちはあります」とも話した。チームの中心的な存在としての地位を確立することも期待される21歳が、この欧州遠征の中でどのようなプレーを見せるのか注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング