レスターが去就問題に揺れるマフレズに「価格設定」 移籍金72億円と英紙報道

アーセナルやローマなど強豪からオファーが届くもレスター側が拒否

 日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは、中盤の司令塔であるアルジェリア代表MFリヤド・マフレズにいくつかのオファーが届くなか、「価格設定」をしたと英紙「サン」が報じている。

 マフレズに対しては、アーセン・ベンゲル監督率いるアーセナルが3500万ポンド(約50億円)を獲得に用意したものの、レスター側が拒否。当然のように、イタリアの強豪ローマが投じた3000万ユーロ(約39億円)というより安い金額でのオファーも断ったとされる。

 同紙は、レスターがマフレズの移籍金を5000万ポンド(約72億円)に設定したと伝えている。

 イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、一度断られたローマにとってはありがたくない価格決定のニュースとしながらも、獲得を諦めていないと予想。今季からスポーツディレクターに就任し、セビージャ時代に移籍市場で一目置かれてきたモンチ氏にとっては、骨のある外交の仕事が生まれたとして、その手腕が問われるとした。

 一昨季の「ミラクル・レスター」と呼ばれたリーグ優勝の立役者で、“魔術師”の異名を取るマフレズは、レスター以外でのプレーを希望しているという報道も根強い。決して安くない額に設定された移籍金は、獲得を狙うクラブの戦略にどのような影響を与えるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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